みかんのブログ

好きな果物はみかん。考えすぎがち。もっと自分勝手に生きたい。

辞めることを恐れる必要はないと気づいた話

お題「思い切ってやめてみた事」

 

私は昨年の12月で、大学に入学してから3年ほど続けた部活を退部した。

私が所属していた部活は体育会系で、週に3日の全体練習は必須、それ+空コマに自主練に来ることが当たり前、という部活だった。だいたいの体育会系はこんな感じかそれよりも練習量が多いことが当たり前だと思うが、私が通っていた中高では部活の活動時間が最大でも週に3日と決められていた(それ以上は学業に支障をきたす可能性がある、という思想の学校だった)ため、私にとってはかなりハードなものだった。

そんな状況でなぜ私が部活を続けられたかというと、やはり友人の存在が大きかった。その部活ではありがたいことに2人の良い友人に恵まれ、部活に入って良かった、と心の底から感じていた。

 

しかし、前述したように所属していた部活は体育会系で、今までゴリゴリの体育会系の部活に所属したことのない人間にとってはハードなものだったため、去年の2月に1人、去年の5月にもう1人の友人が辞めてしまった。

同回生の女子は仲がいいグループでかなり固まっていたため、私はその日から文字通りただ部活をして、帰るだけになった。これは大学生の課外活動において由々しき事態である。大学生の課外活動は、もちろんその活動自体を楽しむということもあるだろうが、活動後に友人と食事に行ったり、飲みに行ったり、その活動場所でただ集まってだべる、といったことも楽しみの大きなウェイトを占めているからだ。

自分以外の人間は部活後に「ご飯行こ」「課題の締め切りがやばくてさ~」などとわいわい話している中で、自分だけが一人ぽつんと帰っていく日々が続くと、部活のことを考えると胃が痛むようになった。部活中も腹痛や気持ち悪さを感じるようになり、自分でもさすがにあまりよくない状態だと思っていた。

しかし辞めることができなかった。私は物心ついた時から人からどのように見られるか、がとてつもなく気になるタイプだ。「あの2人が辞めたからこいつも辞めたんだ、友達がいないから辞めるなんて。」と思われることが怖かったのだ。7月あたりから本格的に辞めたい、と毎晩毎晩考えるようになってはいたが、結局辞めたのは12月だ。

逆になぜ12月に辞めることができたかというと、「新年をすがすがしい気持ちで迎えたい」という気持ちが周りからどう思われるかという恐れより強かったからだ。

 

辞めた後はというとすこぶる調子がいい。単純に部活に割いていた時間が空き、心に余裕ができたためその時間を今まで自分がしたいと思っていたことに使えるようになった。今年から始めたことは、FP3級の勉強(一応経済学部なので申し訳程度に、、、)、Duolingoで第二外国語でせっかく学んだフランス語の復習、筋トレ等だ。

部活にいやいや行っていた時よりもあきらかに充実感を感じられている。今では「もっと早く辞めればよかった」という思いしかない。

 

長くなったが何が言いたいかというと、今苦痛に感じているものを無理に続ける必要はないということだ。辞めた後、周りからどう思われるか不安になる気持ちはすっごく分かるが、仮に「あいつ、辞めやがって」などと思われても、辞めた後のメリットの方が大きい。私はこの経験(経験というほどのことではないかもしれないが)をもとに、これからも無理していやいや物事を続けることはしないようにすると誓った。

もちろん私だけではなく、この稚拙な文章を読んでくださったあなたの、「辞める」という決断の一助になれば幸いだ。